【バガヴァット・ギーター4章】智慧のヨガ

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勉強によって学ぶことが「知識」ですが、本質を理解して知ることは「智慧」と書いています。

神は、その智慧を太陽神ヴィヴァスヴァットに説き、その智慧は人類の始祖から王仙たちによって伝えられてきたと言います。4章で説かれるのは、そんな古(いにしえ)のヨガです。

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箇条書きで4章のまとめ

  • 本当の私たちは生まれもしないし、死にもしない
  • 智慧を得た人は、輪廻から解放される
  • 行為の結果に執着なく、常に満足した人は、行為をしながら行為によって何も生み出さない
  • 全ての行為を神への供え物として行う人は、永遠のブラフマンに達する
  • 行為のヨガ⇒結果を捨てた放擲のヨガ

4章で説かれる智慧のヨガとは

美徳が衰え、不徳が栄える時に私は姿を表す

バガヴァットギータ4章7節

クリシュナは、神の化身である自分の正体を明かします。 

全てのカルマはクリシュナを汚すことはない。行為の結果に執着しないクリシュナは行為の結果に縛られない。それを理解するものも、諸行為に、束縛されない。 これが、かつての聖人たちの行ってきた方法です。


祭祀の材料(供物)はブラフマンです。ブラフマンに捧げる祭祀のみを行ったものは、ブラフマンに達することが出来ます。自分のために行為を行うものは、行為の束縛から解放されることが出来ません。

3章で述べた「祭祀の残り物を食べる」と同じ意味です。


その後、ヨーギン達の様々な実践行法について例が書かれています。感覚を制御して火に焼べるもの、学習と知恵を祭祀とするものetc.. 様々な方法がありますが、ヨーガの行法は、どの方法でも良いのです。
ブラフマンに達する為の方法は一つではないことがここで分かります。それぞれのヨーガについては章が進むごとに説明されます。

たとえあなたが全ての悪人のうちで最も悪人であっても、あなたは知識の船により罪を渡るであろう。

バガヴァットギータ4章36節

あたかも燃火が薪を灰にさるように、知識の火はカルマを灰にするから。

バガヴァットギータ4章37節

正しい知識とは、全てのカルマを浄化するものです。知識によって全ての疑惑を断ち切ります。
行為のヨーガによって行為を放擲し、知識を備えた時、その人はもうカルマに束縛されないのです。

知識のヨーガ(ギャーナヨーガ)と行為のヨーガ(カルマヨーガ)は、時に別のグループとして認識され実践されますが、実際は同等のものです。
何か決められた行為を行っても解脱はありません。
逆に、知識だけ頭に詰め込んでも解脱はありません。
行為によって知識をえるのか、知識によって行為を知るのか、順番はどちらでもいいのですが、両者は分けれない存在です。

知識をもって行った行為によって、放擲のヨガが実現します。

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