アーサナの本と言えば、やっぱり「ハタヨガの真髄」

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B.K.アイアンガー先生の「ハタヨガの真髄」はアーサナの本では最も有名なバイブルですね。

現在の私はムンバイで生活していて、自分の先生に会いに行くことがほとんどできないのですが、困った時には「ハタヨガの真髄」を手にします。必要な情報が全て網羅されていて、まるで先生が常に側にいてくれるような安心感です。

ヨガを始めてからずっと手元に置いていて、日本とインドを行き来しているのでボロボロ…。開く度に新しい発見のある本です。

まだお持ちでない方には、ぜひ手に入れて頂きたいです。

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圧倒的なアーサナの数と、説明の的確さ

この本のアピールポイントである600枚の写真で、200以上のアーサナが紹介されています。知りたいアーサナについては、ほとんど網羅されています。これだけの情報を入れ込むために、どれだけの労力が必要だったのだろう…と思うと、この本を作ろうと決心して下さったアイアンガー先生の熱意に感激します。

それぞれのアーサナへのアライメント、内側の意識の向け方に関しての説明が本当に素晴らしいです。

例えば、定番のウールドヴァ・ダヌラサナ(バックベンド)のポーズの説明を読んでも、外的な筋肉の説明にとどまらずに、もっと内部の感覚についても書かれています。

肛門を締めながら恥骨を前に押し出すようにして、骨盤を前に突き出し、体重をももにかけ…

「ハタヨガの真髄」367ページ

実際にアーサナを行っているアイアンガー先生が、アーサナを行っている時に感じた感覚を教えてくれているようなガイドです。そのまま音読することで、一人で練習する時にも直接指導をして頂けるような感覚になります。

こんな説明が、200も収められた各アーサナごとに書かれているのは、本当にすごいです。

アーサナの由来や効果も細かく書かれている

ヨガのアーサナの名前は、サンスクリット語と呼ばれるインドの古典言語が由来となっています。伝統的なヨガの深い知識をもったアイアンガー先生だからこそ、それぞれのアーサナの由来に関しても詳しく書かれています。

ハヌマーンというのは、超人的な強さと武勇を兼ね備えた猿族の長の名前である。ハヌマーンは海を飛び越えヒマーラヤに至り、薬草が生えている山の頂ごと持ち帰り、重傷を負った友ラクシュマナを救ったとされる。このアサナはハヌマーンに捧げられたもので、海を飛んでわたった逸話に由来している。

ハタヨガの真髄359ページ
猿とハヌマーンアサナ

アーサナごとの効果についても的確に書かれてます。

この美しいポーズは、坐骨神経痛を治し、足の機能障害を治すのに役立つ。また、足の筋肉をととのえ、調子のよい状態に保つので、短・長距離走者は定期的にこのポーズをすることを勧める。ももの外転筋をリラックスさせ、強化する。

ハタヨガの真髄361ページ

ハヌマーンアサナの説明だけでもこれだけ書かれています。

自分が行っているアーサナがどこに効いているのかを知ることはとても重要です。効果を知ることで、そこに意識を向けながら練習することが出来て、アーサナの効果を何倍も得ることができます。

求めた効果からの逆引き辞典が素晴らしすぎる

私が大好きなのは、巻末にある「付録Ⅱ 症状・目的別アサナ一覧」です。

知識的な記述ではなくて、アイアンガー先生が多くの生徒たちと共に体験してきたアサナの効果で書かれた一覧です。

私も不調がある時には、この一覧から自分に必要なアサナを探して積極的に練習するようにしています。

ヨガのクラスのシークエンスを考える時にも、今日は○○に効くポーズにフォーカスしよう!と決めたら、どのポーズが良いのかを選ぶのにとても役に立ちます。

アーサナだけでない、深い知識も

アーサナの教科書として有名なハタヨガの真髄ですが、哲学部分をとても簡潔にまとめたセオリー部分も素晴らしいです。

ヨガの基本的な思想、ヨガスートラの8支則の説明など、ヨガを深めるために必要な基本的な理論がギュッと端的にまとめられた言葉で書かれています。

分厚い哲学部分の本を読む気力が湧かなくても、この本にまとめられた文章を読むだけで、全体的な哲学思想が網羅できるようになっています。

用語辞典が訳に立ちすぎる!

ヨガでは、ヨガでしか使わない専門用語が多くありますよね。

一般的な時点では分からないヨガ用語が、巻末の「用語解説」に50音順で収録されています。ヨガや哲学の本、クラスなどで分からない言葉が出てきたとき、かなり訳に立ちます。

一生もののバイブル、長くお付き合いを

写真もとても多く、読みやすくて、見ているだけでワクワクしてアーサナの練習がしたくなるハタヨガの真髄。ヨガ実践者にとっては間違いなく一生ものの一冊です。どうかお手元に置いて、ヨガ生活を充実したものにして下さい。

ハタヨガの真髄_600の写真による実技事典

その他のお勧めの本はこちら。

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