ヨガの海外留学で資格ゲット:メリットとでデメリット

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ヨガを本場のインドや海外で学びたいと思っている方は、どうしても情報が少なくて不安だと思います。日本のヨガインストラクター養成に通うか、海外で資格を取るか、悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

日本にしようか海外にしようか悩み中。

挑戦したくても、海外に出るって本当に不安…。

私は2013年にインドで全米ヨガアライアンス500時間を取得しました。

インドで取って良かったこと、良くなかったこと、それぞれ自分の体験と、海外で資格を取った周りの人たちの体験を元にご紹介します。

メリット

・住み込みなのでヨガに集中できる

・本格的な古典ヨガを学べる

・世界中に仲間ができる

・コストパフォーマンスが良い

・語学に強くなる

デメリット

・仕事を辞めないといけない

・英語なので、完璧に理解するのが大変

・トレーニング後の就職も結構大変

・帰国後の復習が難しい

本当はもっとありますが、私が特に感じた上の9つを紹介します。

留学して良かったこと・メリット

住み込みなのでヨガに集中できる

最も良かったのは、住み込みで学べるということです。

日本の多くのインストラクター養成講座はヨガスタジオに通ってのコースが一般的です。多くの場合は、週末などに開催され、半年から1年かけて資格を取得します。

それに対して、インドで外国人が取得可能なヨガの養成コースは、ほとんどが集中型です。期間は3週間~3か月くらいが多い。

目安としては、200時間で1か月、500時間で2か月半くらいのコースが多いです。

通いのコースだと、どれだけヨガに集中したくても、家に帰ると日常が待っています。住み込みで集中して学ぶということは、少なくともコースの期間は100%ヨガに集中して過ごすことができます。

ヨガを深めるという意味では、これ以上の環境はないでしょう。

本格的な古典ヨガを学べる

全米アライアンスを取得する場合、基本的にはカリキュラムが決められています。とはいっても、日本で学ぶのとインドで学ぶのとでは、教わる内容もかなり違いがあります。

日本で養成を受ける場合、一般的には日本人に対して指導をするのに役に立つ知識を教えてもらえますが、インドで学ぶ場合は、現代的なヨガよりも、古典的な内容が多いです。

そのため、哲学の時間がとても多かったり、瞑想も毎日たっぷりと行っていました。ハタヨガのクリヤ(身体の浄化法)も、どうしても日本では難しいものが多いため、一般的なヨガスタジオの養成では行わないものが多いと思います。

伝統的なヨガを深めたい!という目的であれば、やはりインドは最適です。

世界中に仲間ができる

ヨガのインストラクター養成中にできた仲間はかけがえのない存在です。

日本で養成を受けても、同期の受講者はとても大切な仲間となります。

インドで受講した場合のメリットは、仲間が世界中にできるということです。各国から仲間が集まると、価値観の違いに驚かされることが多く、日本社会の独特さを感じることもあります。広い視野をもった人に成長させてくれるでしょう。

コースの期間が終わった後も、同期同士で旅行をしたり、帰国後にお互いの国を訪れる人はとても多いです。

海外に本当の仲間と呼べる人ができることは、一生ものの宝物です。

コストパフォーマンスが良い

インドは年々物価が上がっているとはいえ、今でも日本よりは物価が安い国なため、必要なコストに対して得られる対価がとても大きいと思います。

コースの期間中は食事と宿代が含まれているので滞在費がほとんどかかりません。日本でコースを受ける場合の、授業料のみ、またはそれ以下の金額で、生活費用を含めた一連のコースを修了することができます。

語学に強くなる

一部では日本人向けの日本の講座をインドで行っている学校もありますが、多くの養成講座は英語でトレーニングを受けます。

当たり前ですが、相当英語が鍛えられます。

私も、養成講座の始まったばかりの時は、本当に英語が片言でした。ある程度の準備はしていきましたが、それでも旅行会話と学校で学ぶのでは必要な英語能力に雲泥の差がありました。

トレーニング中は、アメリカ人のルームメイトといつも話し合っていました。初めのうちは相手の言うことがなかなか聞き取れなくて迷惑もかけましたが、一日中英語の環境なので、本当に語学力があがりました。

英語が話せるようになると、ヨガに関わらず世界中の人とのコミュニケーションが取れるようになります。意見の交換をできるので、視野が本当に広がります。

留学して残念だったこと・デメリット

仕事を辞めないといけない

正社員や契約社員として企業で働いている人がヨガ留学をしたい場合、現在の仕事を辞めていくことが多いと思います。

日本に帰ってきて、同じ仕事がしたいと考えている場合には、一度仕事を離れてしまうことが大きなリスクとなる場合が多いです。

ヨガインストラクターは、なってすぐに充分な生活費が稼げるような仕事ではありません。人生設計を考えると、難しいと感じてしまうことも多いでしょう。

英語なので、完璧に理解するのが大変

英語でコースを受けたことは、大きなメリットでもありますが、聞き取りが本当に大変です。コース初期は特に、充分に講義内容を理解できなかった点では大きなデメリットでした。

私は自分のコースの後にもしばらくインドに残って、後輩のコースの授業を聴講していました。

大半の人はトレーニングが終わったら即帰国すると思うので、どうしてもクラスで分からない部分が残ったまま…、となってしまうこともあると思います。

どれだけ理解を深められるかは、クラスの時間外のクラスメイトとの復習によって変わります。過密なスケジュールのコース中は、英語ネイティブの生徒でも必死です。非ネイティブの私たちは、周りの生徒よりも努力をする必要があります。

私が英語学習でやったことです

トレーニング後の就職も結構大変

時間とお金を費やして、一生懸命資格を取ったとしても、簡単にヨガインストラクターで生計をたてられるわけではわけではありません。

インドに来る前にすでにヨガインストラクターをしていて、生徒が待っていてくれる人は復帰しやすいかもしれません。しかし、いきなりインドで資格をとって日本に帰っても、仕事を見つけるのは本当に大変です。

日本で半年以上時間をかけてコースを受けていると、自然と人脈が広まって、先輩たちなどから情報を得ることができます。しかし、インドでコースを受けると、帰国した瞬間に一人ぼっちになります

もちろん、帰国後に少しづつクラスを増やして、ヨガインストラクターとして生活している人は沢山います。

本格的なコースを受けたから、即、先生になれるわけではないのは分かっていた方が良いでしょう。

帰国後の復習が難しい

ヨガの勉強は生涯続きます。

どれだけ一生懸命学んでも、数か月のコースでは全てを理解することはできません。

特に、教える立場になると、途端に新しい質問が湧いています。自分自身ではできることも、生徒さんからの質問を受けると、答えられられない時が多々あります。

その時、簡単に先生に聞けないのはけっこうツラい。

日本であれば、先生に会いに行ったり、同期同士で集まって情報交換がしやすい環境です。インドで受けると、復習は自分自身でするしかありません。

もちろん、日本に帰ってきたら、日本の友達に聞くのが一般的。自分とは違う養成を受けた人と交流しての情報交換はとても興味深いです。

帰国してからも、年に一度、または数年に一度インドを訪ねる人も多いです。自身で、コース後の学び環境を築き上げる必要があります。

良い部分も悪い部分もあるが、価値はあります

結果的に、私はインドでヨガのコースを受けて本当に良かったと思っています。学んだヨガの内容にも大満足でしたし、沢山の価値観の違う人との出会いは、その後の人生を大きく変えてくれてくれました。

海外でどっぷりとコースを受けるためには、時間もお金も費やす必要があります。簡単には決心することはできないと思います。

しかし、迷っているのならば、前向きに考えてみることをお勧めしたいです。

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