インドなどで行われるメヘンディは、1~2週間で自然に消えるので、気軽に楽しめるヘナタトゥです。インドでは結婚式などで行われることで有名ですが、1年に1度カルヴァチョートというお祭りでも女性は手にメヘンディを描きます。
今年は私も便乗させていただきました。
メヘンディ(ヘナタトゥー)とは?
メヘンディはヘナで地肌を染めるヘナタトゥーで、
1~2週間で徐々に色が薄くなっていきます。
ヘナタトゥーはアジアだけではなく、中東や北アフリカでも行われています。
メヘンディはヒンディー語でヘナで肌を染めることを意味していますが、
西洋ではヘナボディーアートやヘナアートと呼ばれることが多いです。
メヘンディをやってみた
自分自身でメヘンディを書いたことは何度もあるのですが、初めてちゃんとした伝統のメヘンディをやって頂きました。
1)ひたすら書いていただくこと30分
ビニールのコーンを使って、お姉さんがひたすら描いてくれます。
もちろん下書きも何もなし。
できあがりのデザイン案も無し。
「孔雀とか描いて欲しいな」
「古典的なデザインが良いな」
と一言二言伝えて、伝わったかどうかも分からないまま、どんどん進んできます。
なにができあがるのか分からないワクワク、お手本を見せてもらうのよりも楽しいかもと思いました。
最悪気に入らなくても2週間で消えるので気が楽ですね。
全ての既婚女性がメヘンディを描くので、アパートの中の1つの家に集まってテクニシャンを4人呼んで順番に描いていただきました。
長くて退屈な時間も、ムンバイマダムのおしゃべりでワイワイ。
2)描いたら2時間待つ
絵ができあがったら、2時間は乾かします!
その間、少しでも乾いて来たらヘナが肌から離れてしまうので、レモンのしぼり汁を叩き塗り、出来るだけ湿った状態を維持します。
ヘナが肌に触れている時間が長いほど濃い色に染まります。
マニキュアも我慢できずに触ってしまう私には、かなり苦行。
3)1晩はできるだけ濡らさずに放置すると美しいメヘンディの完成
2時間以上乾かしたら、乾燥したヘナを取ります。
取ったばかりはオレンジ色。
色の濃いインドの人だと、すごく薄い色に見えます。
水に濡らすと色が薄くなってしまうので、1晩はできるだけ濡らさないようにして寝ます。
ここで問題…どうやってパジャマに着替えて、歯磨きをするのだろう?
トイレと手洗いが一番困ります…。
(結局ムンバイ・マダムたちがトイレをどうしたのかは聞けませんでしたが、連絡を取った人は1時間後には我慢できなくて手を洗ったそうです!笑)
4)翌日には色の濃い美しいメヘンディの出来上がり
翌日には色が綺麗に出て、立派なメヘンディになります。
だいたい1週間から2週間で薄くなりますが、長持ちの秘訣は水に濡らしすぎないこと、洗いすぎないこと、こすらないことです。
写真よりも濃い色です。とってもきれいなメヘンディができて嬉しい。
乾かすのは大変だけど、おススメです
やってみた結果、すごく良い感じにできあがって大満足です。
インドでは観光地には必ずメヘンディの職人さんがいますし、旅行の思い出にも良いですよね。
日本でもネットでメヘンディのペーストを買うことができるので、ちょっと試してみたいという方にもおすすめです。
(私も日本では使っていました。)
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