幸せを学ぶ①

yoga

今、「幸せのマネージメント」という、ハーバード大学が主催しているコースを受講しています。

学んだことと、授業の感想、授業後に調べたことなど雑多に覚え書きしていきます。

人の表情と幸せの関係

フランスにGuillaume Duchenne de Boulogne(デュシェンヌ‐ド‐ブーローニュ)という神経内科医がいました。

デュシェンヌ博士によると、人は幸福を感じている時に顔面の特定の筋肉を無意識に緊張させていることが分かりました。それはこめかみのすぐ後ろにある眼輪筋と頬の筋肉です。

つまり、人は幸せを感じている時には自然と笑顔になります。これは世界中の人で共通しています。

大阪大学の論文によると、笑顔には「真の笑顔」と「偽りの笑顔」があります。

「真の笑顔」は、その解剖学的特徴を明らかにしたフランスの神経学者であるデュシェンヌ(Duchenne)の名にちなみ、デュシェンヌスマイルとも呼ばれています。それは、頬の筋肉と眼窩部眼輪筋の両方が収縮しているかどうかで判断されます。「偽りの笑顔」の場合には、頬の筋肉のみが動き、口元が微笑みます。「目が笑っていない」という言葉の通りですね!

参照:https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/67194/jjisp_17_045.pdf

「真の笑顔」と「偽りの笑顔」:https://www.vogue.co.jp/article/smile-vol1

デュシェンヌ博士によると、幸せな出来事があった反応としてデュシェンヌスマイルになるのと同様に、故意的に笑顔を作ることでも脳が「何か笑顔の原因があった」と錯覚をして幸福感を感じます。

それによって心拍数が低下し、身体の緊張状態が緩和され、リラックスした状態を感じることができます。

では、幸福感を得るための生理的なアプローチは簡単ですね。

鉛筆や割りばしなどを用意して口元に挟み、故意に笑顔の状態を作ります。そのままの状態で約90秒間キープします。表情筋から脳に信号が行き、幸福だと勘違いをすることができます。

私は先日国際ヨガの日にLaughing Yoga(笑いヨガ)に参加しました。

そこでは、何もないのに大声で笑います。外から見ているととても奇妙な光景ですが、100人以上の大きな笑い声がおかしくて、自然と笑うことができました。ほんの5分程度の笑いヨガでも、心が温かくてリラックスできました。

幸せについて知るべき3つのこと

幸せについて知るべき3つのことがあります。

①幸福は観察、測定、改善することができます。

幸福とは大きな謎ではなくて、観察し自分自身で理解することが可能です。

②私たちは主体的に絶望を克服して、人生をよりよくすることができます。幸せは勝手に訪れるものではなく、自分で管理することが可能です。

③幸福は一人で感じるべきものではなくて、他者とシェアすることでより大きくなります。

②はバガヴァッド・ギーターではに書かれている言葉と類似しています。

自ら自己を克服した人にとって、自己は自己の友である。しかし自己を制していない人に とって、自己はまさに敵のように敵対する。(バガヴァッド・ギーター6/6)

人生も幸福も、待っていても何も変わらず、自分自身で切り開いていかないといけないのですね。

※ヨガ哲学の本を出版しました!

Bitly

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