【バガヴァッド・ギータ1章】 アルジュナの失望のヨーガ

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この章では人間の世界での苦しみに直面したアルジュナの心の苦しみが書かれています。

初めにバガヴァット・ギータのあらすじを少しだけ理解する必要があります.

「バガヴァット・ギータ」は「マハーバーラタ」と呼ばれる大叙事詩の第6章に書かれた1場面です。

ギータの主人公はアルジュナと呼ばれる勇者です。

王族に産まれたアルジュナは、勢力争いのために、兄弟と共に自分自身の親族と戦を行わなくてはいけなくなりました。
その事実に直面したアルジュナは、戦場にいながら嘆き苦しみ、戦車を停めます。
目の前にいる敵は家族や親友で、彼らと戦わなければなりません。
その苦悩の胸の内を、賢者クリシュナに明かしていくのが第1章です。

クリシュナよ、私は勝利を望まない

バガヴァッド・ギータ1章32節

彼らが私を殺しても、私は彼らを殺したくない。

バガヴァッド・ギータ1章35節

一族の滅亡において、永遠なる一族のダルマ(美徳)は滅びる。ダルマが滅びる時、アダルマ(不徳)が全ての一族を支配する

バガヴァッド・ギータ1章440節

アルジュナは、親しい人たちを自分で殺めるくらいなら、自分が殺された方がマシだと考えます。

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第1章は、人間の苦しみが書かれています。

インド哲学では、カルマ(業)という観念があります。

全てのものは、原因があって結果が起こると信じられています。

私たちの人生で起こることに偶然はなく、何らかの過去の因子によって起こりますが、それは過去世からの因子であったり、自分以外の他者の行為によっても起こります。

この世に生まれてしまった時点で、苦しみからは逃れることが出来ないと考えられています。

1章では、自分が望まない苦しみに絶望したクリシュナの状況が説明されています。

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