【連載】プラーナヤーマを深める1

yoga

プラーナヤーマは呼吸によってエネルギーを整えるヨガの練習方法です。

久しぶりに自身の先生からプラーナヤーマについて1から学び直しています。

せっかくなので忘備録もかねて学んだ内容をまとめようと思います。

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プラーナヤーマとは何か?

ヨガスートラを参照するとプラーナヤーマはアーサナによって準備が整ったところで行います。

その時(ヨガ修行者は)相反する2極の状況によって悩まされない。

ヨガ・スートラ2章48節

アーサナを行うことによって、感覚器官によって得られる2極の状況から自由になります。

2極の状況とは、「熱い⇔寒い」「苦⇔楽」など、両極端な2つの感覚です。

これらをアーサナの練習で克服することで、それによって惑わされる感情は最小限となります。

このように準備が整った時にプラーナヤーマの実践を行います。

プラーナは生活の中で整える(ヤマ・ニヤマ・アーサナ)

プラーナヤーマは日本語で調気法とよびます。

私たちの生命エネルギーであるプラーナを整えることで、ヨガ・スートラやハタヨガの教典では呼吸によってプラーナを整えることを学びます。

しかし、プラーナは呼吸をするためだけのエネルギーではありません。

身体を動かすエネルギーや、思考も全てプラーナによって行われています。

つまり、プラーナを整えるためには、呼吸法を練習する瞬間だけではなくて生きている間の全ての行動を相応しい行動にする必要があります。

プラーナを整えるための正しい行動(ダルマ)は人によって違います。

そのため、万人に当てはまる「正しい行動」「間違った行動」はなく、同じ行動をしていても良くないエネルギーを得てしまうことがあります。

殺戮さえ正しいダルマ?正しくエネルギーを得るための行動

ほとんどの人間が殺戮は悪いことだと考えています。

しかし、多くの人が悪いと考えていることでさえ正しい行動である場合があります。

例えばライオンにとって、鹿を殺してその肉を食べることは正しいことです。

ライオンとして生まれたら、他の動物を殺して、自身の生命に必要なエネルギーを得ることはとても自然なことです。ライオンが他の動物を殺すときにはエゴがありません。それは必要な行動であり、個のエゴは働いていません。

では、私たちはどうでしょうか?

ほとんどの人は蚊やハエが飛んでいたら無意識に殺します。そして「やったー3匹殺したぞ!」と殺害したことに対して祝福します。

蚊を殺すことは自身や家族を疫病から守るために必要な行為かもしれません。しかし、殺しを楽しむような感情で行うと、それによってプラーナを失ってしまいます。

ヨガのヤマ・ニヤマでは日常の行動からエゴを弱めていきます。それによって、同じ行動をしていても、エネルギーを遮る執着やエゴといったものが消え、自身の正しいプラーナを保持することができます。

執着やエゴがあるとプラーナが流れない

どうして執着やエゴ、妬みといった感情がプラーナの妨げになってしまうのでしょうか。

ナーディ(気道)に汚物が詰まっていると、プラーナは身体の中心にあるスシュムナーを流れない。

ハタヨガ・プラディーピカ2章4節

身体の中に入ってきたプラーナは、ナーディと呼ばれる気道を通って体内を流れます。

その中でも、身体の中心を通るスシュムナー気道にプラーナが流れると、私たちは潜在的な能力が発揮されると考えられています。

しかし、不純な感情は気道を塞いでしまいます。血管が詰まると人は生命が維持できなくなってしまうように、ナーディが詰まってプラーナの流れを失った私たちには身体と精神の両方に障害が現れます。

だからこそ、ヨガとは一見関係の無さそうな正しい行いをすることによって、プラーナの働きを正常に整えることができます。

ヤマ・ニヤマ・アーサナ・プラーナヤーマ、全てのヨガの練習は心と身体両方から不純性を取り除くためのものです。

周囲とのプラーナの交流

プラーナはヨガを実践している時だけでなく、日常のあらゆる場面で周囲から出し入れしています。

例えば、人と議論している時は相手と自分のプラーナを積極的に交流させています。相手のプラーナが良い状態であればそれを受け取り、ネガティブなプラーナを持っていたらその影響を受けてしまいます。逆に、自分のプラーナも相手に影響を与えていることも認識しましょう。自身の言葉によって相手からエネルギーを奪ったり、乱したりしてしまうことがあります。

自然界は純粋で偉大なエネルギーを持っています。

特に大切なのは太陽のエネルギーです。

世界のあらゆるプラーナの大元は全て太陽のだと考えられています。

太陽の光によって植物は育ち、私たちはその植物を食べてエネルギーをもらっています。

太陽のプラーナと繋がれる最適な時間は日の出や夕焼けです。

夕焼けなどの太陽を眺めて、私たち降り注がれている光を感じることで、太陽の強くて純粋なプラーナを直接受け取ることができます。

クラスの感想

ヨガってなんだかんだ言ってヨガマットの上での練習や瞑想をしている時に実感しています。

しかし、ほとんどのプラーナはマットの外の時間に取り入れられ、消費されていますね。

そう思うと、日常の行動の一つ一つを気を付けないとどれだけヨガの練習の時間に頑張っても遠回りなのかもしれないです。

社会生活を行いながらヨガを実践している私たちにとって、日常生活から不浄なものを取り除くのは本当に困難。しかし、少しづつでも意識を変えていくことはとても大切ですね。

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