ヨガニードラ(眠りのヨガ)という言葉を聞いたことがありますか?
ヨガニードラは、意識的に「まどろみ」の状態を作り、潜在意識から心と身体を癒していくヨガの実践方法です。
20分のヨガニードラで4時間の睡眠と同じだけのリラクゼーション効果があるヨガとしても有名です。
私も毎日実践して、忙しい日常の中の癒しにしています。
寝たままの状態でできるので、どなたでも簡単に練習できます。
追記:私の先生とヨガニードラのYouTube動画を作ったので、下にリンクを貼ってあります。
ヨガニードラの効果(リラックス・睡眠・脳の癒し)
横になっているだけのヨガニードラですが、とても大きな効果を感じることができます。特に私自身が感じている効果について書きたいと思います。
ヨガニードラでは短時間で心が深くリラックスできる
忙しいときほど、夜は寝たくてもなかなか寝付けないという経験はありませんか?
交感神経が活発になっていると、休みたいと思った時に、充分にリラックスすることができません。
ヨガニードラでは、ガイダンスに従って意識を変えていくことで、短期間で副交感神経を優勢にしてリラクゼーション状態に移行することができます。
そのため、たった30分のヨガニードラの練習であっても、終わった時にはとても頭がスッキリとしています。
ストレスが軽減して思考がスッキリする
ストレスは、考えすぎている時、忙しいときなどに増幅しやすいです。
嫌だと思っていることがあると、それに心が捕らわれてしまい、ますます頭の中を埋め尽くしてしまいます。
ヨガニードラの時間では、意識を自分の身体に向けていく時間です。その時、外の世界からは隔離された自分自身の内側に意識が向いています。
散らかった部屋を片付けてスペースを作るように、雑念に覆われた心の中に空間が生まれます。すると、今まで心を支配していた対象に対しても客観的になることができ、心が軽くなった感覚が生まれます。
脳が癒される効果
スワミ・サッチャナンダ師著のYoga Nidraによると、私たちが意識を身体の隅々に向けている時、手の指の1本1本、それぞれの部位に繋がっている脳の別々のエリアが反応しているそうです。身体全体に意識を向けるすることで、脳全体がリラックス効果を得ることができるそうです。
ヨガニードラで睡眠の質が上がる
睡眠の質が良くないと感じている人にもヨガニードラはおススメです。
寝つきが悪い、睡眠が浅い、どちらも自律神経の乱れが関係しています。
ヨガニードラでは、短い時間で、眠りと覚醒の間の「まどろみ」の状態を作り出します。
夜寝る前に行うことで、自然に副交感神経が優勢になって、眠りの質も上がります。
ヨガニードラの効果的な行い方
ヨガニードラの練習にはいくつかのルールがありますが、基本的には先生のガイダンスに従えば大丈夫です。
1・快適な場所に仰向けに横になる
ヨガマットでもベッドでもどちらでも大丈夫です。
周りが明るい場合にはアイピローをお勧めします。
練習中に身体が冷えるとよくないので、ブランケットを使うと良いです。
2・快適な姿勢で仰向けになる
ヨガニードラの練習中は、仰向けの姿勢で、身体を動かさないようにします。
腰と床の間にスペースが空いている場合には、ヒザの下にクッションやボルスターを置いて調整します。
手は身体から少し離して、手のひらは上向きにします。両足も少し離します。
30分ほど動かなくても不快でない姿勢を見つけて下さい。
3・ガイダンスに従って、意識を向ける
ここからは、ガイダンスに従て意識を動かしていくだけです。
ヨガニードラはクラスで受けることもできますし、本やアプリもあります。
最近は、YouTubeでも充実しているので、試しにYouTubeで行ってみてもいいでしょう。
YouTubeに動画をアップしました
一番基本のリラクゼーション用のヨガニードラ動画を公開しました。
バーンスリーのBGMです。
***短いバージョン***
***長いバージョン***
英語が分かるならおススメの動画
私の先生であるSunil Sharma氏のYouTubeチャンネルで、先生のヨガニードラにバーンスリーの音を合わせて動画を作りました。
英語版とヒンディー語があります。
バーンスリーの音で、言葉が分からない部分があっても充分に癒しの効果を得られるよにしています。
こちらは、ヨガニードラを世界中に広めたサッチャナンダ先生のヨガニードラです。
私も頻繁に使っています。
ぜひ試してください
ヨガニードラは寝る前に30分くらいで行うことができます。
また、昼間、疲れている時や、頭をスッキリさせたい時にも本当に効果的です。
今は、YouTubeで無料で試すこともできるので、疲労が溜まって取れない方はぜひ試していただきたいです。
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