ガネーシャ神の大好物モーダクをお供え

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毎年8月末から9月頭にかけて、満月から8日目にガネーシャ神の誕生祭があります。

ガネーシャ神には、沢山のスイーツや果物をお供えします。その中でも特にガネーシャ神が大好きなのがモーダクと呼ばれるスイーツです。

伝統的なマハラシュトラ州のモーダク

ガネーシャ神はインド全土で人気のある神様ですが、ガネーシャ神の誕生祭で最も有名なのはムンバイのあるマハラシュトラ州です。

今回は伝統的なマハラシュトラ州のモーダクをご紹介します。

モーダクとは

モーダクは、ココナッツとジャグリー(黒砂糖)の詰め物を米粉の皮で包んで、蒸したスイーツです。

ホカホカの温かい状態で頂くのが本当に美味しい♡

見た目は飲茶のようですが、とっても甘いです。

このモーダク、普段はあまり目にすることがありません。1年に1度、ガネーシャ祭の時だけムンバイにあふれます。

モーダクの作り方

モーダクの材料

【皮の材料】

  • 米粉:1/2カップ
  • :2/3カップ
  • :一つまみ
  • ギー(バター):ティースプーン1

【具の材料】

  • 細切りココナッツ:1/2カップ
  • ジャグリー:1/4カップ
  • ケシの実パウダー:ティースプーン1
  • カルダモンパウダー
  • お好みでナッツ

美味しいモーダクの作り方

皮の作り方

  1. 米粉をふるいにかける
  2. 沸騰させたお湯にギーと塩を入れ、混ぜたら米粉も入れて混ぜる
  3. 10分間放置

具の作り方

  1. ケシの実、ココナッツ、ジャグリーを鍋で炒める
  2. しんなりしたら、カルダモンパウダーやココナッツを入れて、さらに2分ほど炒める

皮と具ができたら、手で皮を薄く延ばして、具を包んでいきます。

綺麗な形にするのにはコツがいりますが、上手くいかないうちは餃子のように包んでも大丈夫です。皮はそこまで薄くする必要はありません。

包み終わったら、蒸し器で約10分間蒸します。

色々なモーダク

左が手作りモーダク、右が手作りラドゥ

伝統的な蒸しモーダクは日持ちがせず、その日のうちに頂かなくてはいけません。

そのため、ラドゥやバルフィといった乾燥したスイーツの材料で作るモーダクも人気があり、ショップに沢山並んでいます。

また、最近はチョコレートモーダクなど、現代風のものもあります。

写真は、手作りのチョコレートモーダク。

とっても美味しくて、毎日一粒づつ幸せに頂きました。

こちらは、一般的に売っている乾燥しているタイプのモーダクです。

1週間くらいはもちます。

とっても甘くてミルキーで、こちらも幸せなお味です。

ガネーシャのお供え物は、私たちにとっても幸せ

ガネーシャの誕生日に毎年用意するモーダクですが、ガネーシャにお供えした後には当然私たちで頂きます。ガネーシャ・ダルシャン(ガネーシャに面会する集会)には、それぞれが用意したモーダクを持ち寄るので、沢山の種類のモーダクが頂けて幸せ。

ムンバイのガネーシャ祭の様子は過去の記事にも書いたので、ぜひご覧ください。

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