Swar Dhyaan(スワル・ディヤーン)という練習のワークに参加しています。
トップの講師は、私が大好きなインド古典声楽ドゥルパドのボーカルであるPt.Umakant Gundecha氏でした。
そこでの指導で、スワル・ディヤーンはハタヨガ的な瞑想方法であること、音によってチャクラを活性化できることを話してくれました。
音とヨガの関係性について以前から深く興味があった私には最高の教えでした。
その後、Gundecha Brothersがインタビューでナーダヨガについて話してくれている動画があり、とても興味深い内容だったのでご紹介します。
Gundecha Brothersの語るドゥルパド・ナーダヨガ
ここからは、こちらの動画の内容を要約します。
ドゥルパドはインドの最も古い声楽。
それは、ナーダヨガを土台にしている。
ドゥルパドの音は、身体の中、ムーラダーラ・チャクラからサハスラーラ・チャクラに流れる音。
ハタヨガの伝統にはヤントラ・マントラ・タントラの3つの大切なシステムがある。
身体はタントラ、ドゥルパドはマントラ、ラーガのシステムはヤントラ。それらの3つのシステムが合わさると、自然に高次の意識に到達することができる。
ドゥルパドの練習を正しく行うと、チャクラを開くことができる。
身体には7つのチャクラがある。音はヘソ、胸、喉、鼻、頭頂によって作り出す。ラーガのシステムでは、身体と心が繋がるまではラーガに到達することができない。
伝統的なラーガのシステムでは、特にアーラープで、1つの音に長い時間留まる。それは、ヨガのテクニックによるもの。
息を吸って、保持し、息を吐く。それによって声、心、心拍をコントロールする。
ターンプーラをセットして歌うとき、そのテクニックはプラーナヤーマのテクニックにのっとっている。
プラーナヤーマとして吸って、保持し、出来るだけ長くSaの音を出す。
ドゥルパドの練習をすることは音楽の瞑想。Saの音に瞑想すること。もし一つの音を開けば、蓮の花が周りの花と同時に開くように、他の6つの音が開く。全ての世界は7つの音によって作られている。だから、もっと深く音に入り込むことで、瞑想できる。
ドゥルパドの練習をすることは、ナーダ・ヨーギーになるということ。
15₋16世紀のドゥルパド・シンガーであるスワミ・ハリダース、タンセンはナーダ・ヨーギーだった。古い教典によると、ナーダ・ヨガは最も適切で簡単で早く効果を得られる瞑想方法とされる。もし心と身体に意識を結べば、ナーダ・ヨガはもっとも純粋な瞑想である。
ナーダ・ヨガと瞑想は同じである。
動画の中で話されている内容を簡単にまとめました。
ナーダ・ヨガについて書かれている教典というのは、ハタヨガ・プラディーピカのことかな?と思います。
インドの教典のなかで、Swar Yogaという本もあって、英語訳が見つかったのでアマゾンで注文してみました。早く届くと嬉しいです。
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