【連載】プラーナヤーマを深める2

yoga

2回目の今回は、プラーナヤーマがどういうものなのかについて教えていただきました。

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プラーナヤーマの発展

プラーナヤーマが歴史的にどのように発展していったのかについて見てみましょう。プラーナヤーマの発展についてはSwami Kuvalyaandaが著書の中で説明しています。

ヴェーダの時代、プラーナヤーマは宗教的な儀式の一部でした。

プラーナヤーマの呼吸は独立して行われるわけではなくて、マントラの読経の一部として行われていました。

少し時が進むと、もう少し呼吸としての意識が生まれて来ましたが、それもマントラと組み合わせてのものでした。その頃の代表的なマントラはオームと言う1音のマントラや、ヴェーダ系マントラのガヤトリーなどです。

その後、ヨガという概念が発展してきたウパニシャッドの時代には、レーチャカ(吐く息)やプラーカ(吸う息)、クンバカ(止める息)がスピリチュアル的に考えられるようになりました。

プラーナヤーマについて初めて明確に記した経典は、現在でもヨガを志す人に読まれているパタンジャリのヨーガ・スートラです。

ヨーガ・スートラではヨーガの修行を8段階に分けていますが(アシュタンガ・ヨーガ)、プラーナヤーマはその中の4番目の実戦方法です。

このヨーガ・スートラによって、プラーナヤーマはマントラから完全に独立した単独の技法として認識されるようになります。

パタンジャリはレーチャカやプーラカという用語を使いませんし、ヨーガ・スートラの中では具体的なプラーナヤーマのテクニックについては詳しく言及していません。

しかし、プラーナヤーマが次のステップ(瞑想)にとってどれだけ重要かについて書かれています。

現在私たちがイメージするようなプラーナヤーマはハタヨーガで発展しました。ハタヨーガは15世紀頃に確立した新しいヨーガです。

ハタヨーガで説かれるプラーナヤーマなどのテクニックはタントラという神秘主義の密教を土台にしています。

様々な種類のプラーナヤーマのテクニックが確立し、現在でも世界中で実践されています。

プラーナヤーマの様々な条件

プラーナヤーマについて詳しく書かれているハタヨガの経典には、プラーナヤーマの条件について書かれています。

プラーナヤーマを始めるタイミング

パタンジャリのヨーガ・スートラではいつはじめるのかは明記されていません。

しかし、現代指導されているヨーガによっては、プラーナヤーマをいつごろ始めるのか指導する場合もあります。

例えばアシュタンガ・ヨーガでは、アーサナの練習がかなり進んだ生徒にしかプラーナヤーマを教えません。

流派によって考え方が違うので、自身の先生に従うのがいいでしょう。

インドのラムデブという聖者は、15年くらい前からテレビでヨーガのテクニックを解くことによって、インドの一般の人にもヨーガを広めました。

カパルバティやバストゥリカといったプラーナヤーマのテクニックも、テレビを観ながら実践する人が増えました。

これらのプラーナヤーマの練習は健康法といて行われています。

本来の瞑想に繋がる精神状態を作るヨーガのプラーナヤーマとは言うことができないかもしれません。しかし、インドの庶民が自身の身体を整える意識が身についたことはとてもいいことです。

このように、肺を活発に動かして健康維持を行う呼吸エクササイズは、いつでも誰でも始めることができます。

プラーナヤーマを始める季節

ゲランダ・サンヒターというハタヨガの経典によると、プラーナヤーマの実践を始めるのに適した季節は春か秋だと言います。

プラーナヤーマの練習には、暑すぎるのも寒すぎる気候も適しません。また、湿度が高すぎるのも良くありません。

もちろんこれは北インドの気候での判断ですので、それぞれの国によって違います。とても寒い地域なら夏が最適な場合もあります。

必ず最適な季節に始める必要はありませんが、季節によって効果の感じ方に違いがでます。

プラーナヤーマを練習する時間

プラーナヤーマは空腹時ならいつでも練習することができます。経典によれば1日に何度もプラーナヤーマの練習を行うべきなので、それに合わせて食事のタイミングと食べる内容も調節しなくてはいけません。

1日に1回のみの練習であれば、最も最適な時間は朝です。朝は体内の毒素が一番少ない時間です。

もしくは、夕焼けの時間もエネルギーが高いので効果を受け取りやすいです。しかし、夕方の練習であまり強い練習をすると睡眠を妨げてしまうので、バストゥリカのような練習は避けましょう。

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