インドはカレーだけではありません。
日本の9倍の国土を誇るインドでは、バラエティーに富んだ食事を頂くことができます。
今回は、一般的にインドで食べられているインドの朝ごはんをご紹介します。
南インド風朝ごはんの定番ポハ
南インドでは、基本的にライスを主食として食べます。
ポハは、蒸したお米を平たくつぶして乾燥させたものです。
食べる時には、水で洗い、玉ねぎやピーナッツと一緒に炒めます。
味つけもあまりマサラを使わず、レモンをかけるととてもサッパリと頂けます。
もっちりとしていて美味しいウプマ
ウプマも、ポハと同じく南インド風の朝食ですが、インド全土で食べられています。
米粉を他の野菜と一緒に蒸し炒めにしたもので、インドの食べ物の中では珍しく粘り気があります。こちらも、ほとんどマサラを使わない食べやすい味付けです。
朝から重たい北インドのプリー
北インドでは、朝から油っぽい食事をとることが多いです。
プリーはランチに食べることもありますが、朝食としても食べますし、バトゥラーと呼ばれる、さらに大きいプリーは下町の屋台の定番でもあります。
プリーは、アタ(全粒粉)で作るチャパティ(薄焼パン)を、焼かずに油で揚げたものです。
上げている時にはボールのように大きくらみます。
その場で頂くときには丸いまま食べますが、お弁当として落ち歩くときなどにはぺったんこに潰します。
味は付いていないので、アルー(ジャガイモのカレー)や、チャナ(ひよこ豆のスープ)と一緒に頂きます。
スナック?朝ごはん?インド人の大好きなカチョリ
カチョリは、小麦粉で作った皮にドライカレーを入れて揚げたスナックです。
それを朝のチャイと一緒に頂きます。
写真は、割ったカチョリにヨーグルトやミントソースをかけたものです。
お味は、ヨーグルトやミントソースで少しサッパリしますが、それでも重たいです。
油+マサラの、これぞインド!な朝食です。
カロリー爆弾ブレッドパコラ
パコラとは日本のてんぷらのようなものです。
つまり、パンにてんぷら粉を付けて揚げたものです。
とても美味しいのですが、炭水化物がたっぷりと油を吸って重たい。
ケチャップなどを付けて頂きます。
こちらもインド人に人気のメニューです。
油たっぷりのチャパティはパラータ
チャパティの生地に油を練りこんで、たっぷりの油で焼いたのがパラータです。
どこの家庭でも作られる、定番の朝食メニューです。
プレーンなパラータの場合には、野菜のカレーと食べることが多く、生地の中にジャガイモを練りこんだアルーパラータなどは、そのまま食べることが多いです。
インドの人は、パラータにバターを乗せて食べる人が結構います。
油はたっぷりが好みです。
ちょっと変わったマサラ・イドゥリ
イドゥリは米粉とひよこ豆の粉で作られた蒸しパンですが、イドゥリにマサラをからめたものもあります。
朝食用のメニューというわけではありませんが、私の職場では定期的にイドゥリが朝食として提供されます。
イドゥリも南インドの食べ物です。少し酸味が効いていて、油っぽくもなく、食べやすいです。
インドの朝食は重たかった。。。
インドの朝ごはん、特に北インドでは、朝から油がたっぷりの朝食が定番です。
正直、日本人の私たちには慣れていないのでけっこうきついと感じることも。
とはいえ、インド料理好きなら、どれも試していただきたい定番メニューです。
灼熱の中で生き抜くインド人のパワーの源は、エネルギーの高い食事かもしれませんね。
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