始めてオンラインでのヨガのセッションを受けました。
私の哲学の先生は、通常とてもお忙しいので、ふだんは知りたいことがあれば電話でサラっと教えて頂いていたのですが、コロナの影響なのか?オンラインでのセッションを始められたということで、その日に申し込みをしました。
なんせ、インドの新しいアプリなのでなかなか上手くいかず…リクエストを送ってから約1週間かかったのですが、なんとか受けることができました。
ヨガニードラで見つけた不調にアーサナ
私は毎朝30分の瞑想、夜30分のヨガニードラを実践しています。
ヨガニードラは、リラックスの効果があるだけではありません。
全身に意識を深く向けていくことによって、自覚のない身体の状態を知ることができます。
私がヨガニードラに出会ったのは8年くらい前ですが、ヨガニードラであまり気持ちが良い記憶がなく。
身体がすごく痛くなったり、急に100倍くらいの疲労感に襲われたり、いろいろな悪い感覚を感じることが多かったです。(それもを感じることも大切らしいです)
ここ3週間くらいは、ヨガニードラ中に身体が痒くて練習が続けられないということが、ほぼ毎日でした。
それが何を意味しているのかが分からず、先生に相談することができてよかったです。
体内のプラーナの流れが症状に現れる
ところで、アーサナの練習は?
アーサナ…。
あんまり、運動ならいろいろしてるし、プラーナヤマもやってるし…。
体内に流れているプラーナ(気)の流れが自由でないとどうなる?
プラーナは体内から出たいと思っていても、皮膚から出られなくなってしまうと、外に出たいプラーナがそこで足止めになってしまうだろう。
それを唯一感じることができるのがヨガニードラの練習。
あ、そっか!でも、プラーナヤマもしているし
違うだろ!ヨガスートラの2章47節に何が書いてあるかわかっているか?
そのような座り方は、緊張をゆるめ、心を無辺なものへ合一させることによって得られる。
ヨガスートラ2章47節
ヨガのアーサナは、アーナンタ(蛇の王・無限)に意識を向けます。
人体でアーナンタを意味するのは、クンダリニーの宿るムーラダーラチャクラです。
ムーラダーラチャクラのエネルギーをコントロールできるのはアーサナの鍛錬。
その時、行者は二元性の状況(寒熱、苦楽など)に悩まされることはない。
ヨガスートラ2章48節
アーサナを習得することによって、感覚器官の作り出す2元性から解放されます。
2元性とは、2極のもの。つまり、寒い・熱い、快楽・苦しみ、軽い・重い、などのものです。
アーサナの実践によって、体内のプラーナ(気)と親しくなることができます。自由になった気の流れによって、感覚器官からの解放があり、瞑想に対してもダイナミックに効果が現れます。
瞑想のためにアーサナが大切
さて、どうしてアーサナによって瞑想が深まるのでしょうか?
私の場合、瞑想に類似しているインド音楽の練習は、プラーナヤマの練習は欠かさずに行っています。これ以上練習に時間を取りたくないというのが本音なのですが…(ただでさえ忙しいのに。)
アーサナの鍛錬で特に強化されるのは、ダイナミックなプラーナの動きです。
プラーナヤマでも体内のプラーナをコントロールすることができますが、体内の隅々まで、必要なところにプラーナを動かすのはアーサナの練習の方が断然たやすいです。
体内のプラーナが整うことで、チャクラへのプラーナの流れも自然に行うことができるようになり、クンダリニー(自分の潜在能力)を目覚めさせることができるようになります。
タントラ的な仕組みは、私も得意分野ではないのですが…。
自分自身の潜在能力と親しくなることによって、より効果的な瞑想に導くことができます。
この辺は、実際に体験しないと難しいですよね。
私も、ヨガに専念していた時期には本当に効果を感じることができたのですが、どうしてもマルチタスクが多い生活だとなかなか…。
しかし、実践を行えば必ず効果を感じることができます!それは、過去の経験で自身をもって言えます。
せっかくのロックダウンなので、実践を強化しようと思います。
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